生まれ変わる香大医とともに:医学部長ブログ

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卒業生紹介シリーズ⑦:香大医・泌尿器科学 田岡利宜也 講師

今日は、香大医附属病院 泌尿器・副腎・腎移植外科 田岡 利宜也 講師を紹介します。田岡先生は(おそらく)平成18年卒の泌尿器系オンコロジースペシャリストで、希少糖の抗がん作用の研究をご一緒させていただいておりますが、本年令和6年度国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「橋渡し研究プログラムpreF」に申請されました「根治切除不能腎細胞癌に対する希少糖D-アロースを用いた新規治療法の開発」の研究案が、見事採択され、先日、プレスリリースされました!


https://www.kagawa-u.ac.jp/amedprefd-allose/

すでにこちらはFacebookなどで情報を拡散しておりますが、今回AMEDに採択された本開発プログラムは、令和6年度から1年間のプロジェクトとなり、「腎細胞癌に対する希少糖D-アロースの医薬品製造販売承認」に向け、治験開始に必須な非臨床試験実施項目についてPMDAと合意・確定させることなどを目的としております。一日も早くこの新規治療薬を腎細胞癌患者さんの元へ届けられるよう、香川大学と地元企業のマグミット製薬株式会社とチーム一丸となって開発を進めているところです。

「AMED橋渡し研究プログラムpreF」へのチャレンジ2年目での採択は本当に素晴らしいことで、先日、報告しました宮下先生の採択も含め、香大医からは3つものAMED橋渡し研究プログラムの採択をいただき、トランスレーショナルリサーチを進めております。地方大学医学部からのAMED橋渡し研究preF/Bの3つの採択は快挙です!

https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2024/05/10/123745

https://www.kagawa-u.ac.jp/amed-5b/

全ての研究の展開にご注目ください!!