もう先週となりましたが、香川大学医学部リサーチクロストークが開催されました。こちらは数年前から実施されているものですが、基礎研究と臨床研究を融合するような医学部内でのコラボレーションが進むようにと、毎月1回開催されています。今年度より桑原・研究担当副医学部長のアイディアで大学院生2名に優秀発表賞を授与する企画が加わり、教員の研究発表の後、大学院生のプレゼンテーションが行われるようになりました。医学部ホームページには、「香川大学医学部リサーチ・クロストークは、医学部内の研究活動を活性化することを目的として令和2年度より定期的に開催して参りましたが、今年度より、本学部の研究マインドを早期にかつさらに広い裾野で醸成していくことを目的として、学部生・大学院生の発表を推奨しています。この取り組みを通じて本学部の教員、学部生、大学院生が交流することにより、これまでと違った視点や価値が生み出されるものと期待しております。」と記載されております。
https://www.med.kagawa-u.ac.jp/topics/student/best-presentation-award/

先週の7月2日に本年度2回目の企画が行われ、大変素晴らしい研究発表がプレゼンされ、多くのデスカッションがありました。
まずは、香川大学医学部麻酔学講座の荻野祐一教授より、脳機能と痛み・レジリエンスのお話をいただきました。荻野先生はスポーツ医学にも造詣が深く、プロボクサーの脳機能などを研究された実績があるとのこと、中枢神経領域の研究を得意とする教員が多い本学医学部では、たくさんのコラボレーションが進むのではないかと期待されました。
写真(左):荻野祐一教授(ホームページより)、スマートでクレバーな先生で、学生さんにも非常に人気が高いと評判です。
引き続いて、李高鵬さん(自律機能生理学・平野教授指導)と叶娟娟さん(腫瘍病理学・門田教授指導)がそれぞれ肺高血圧症と癌についての基礎研究の成果を発表してくれました。お二人とも大変素晴らしい発表で、たくさんの質問が出て参りました。それぞれの質問に対しても懸命に答えようとしている姿を拝見いたしますと、なんだか自分が若い頃に夢中で基礎研究に打ち込んだ姿を思い出すようでした。やはりこういったワカモノの努力を支援をする事は非常に重要ですし、何よりも私たち年配者に対しても大きな力を与えてくれるように思いました。
私は現在、叶さんの研究指導を一部部担当させていただいておりますので、発表が終わりました後、一緒に写真を撮らせていただきました。


写真:受賞された2名の大学院生とのスナップ写真
今回は基礎研究の発表のみでしたが、臨床研究も含め、研究に打ち込むワカモノをサポートし続けてまいりたいと改めて思いました。みんなで頑張って楽しい研究をやっていきましょう!
PS. 香大医LINEグループを作ったことにつきましては先日紹介させていただいておりますが、しばらく発信を続けます。
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2024/06/03/092548
色々と情報を紹介していきたいと思いますので、皆さんもぜひご登録下さいませ!
