自分自身で実施しております3つの研究プロジェクト、① JAXAとのコラボ、② チーム・ドルフィン、③ 治療ワクチンのうち、先週より「② チーム・ドルフィン」の研究プロジェクトについて紹介させていただいております。内容としましては、イルカのコホート作りと加齢性変化の研究についてお話しさせていただきましたが、今日は研究している場所などを紹介します。
写真:左から杉山さん(神戸大学)、福武くん(香医大・医学科3年生)、私、後藤くん(通称:○デくん、香医大・休学中)
私たちが作業する場所の一つは沖縄の美ら海水族館です。ここで香大医チームは主にイルカやマナティーの血液・尿サンプルの整理・評価と電子カルテへのデータ入力作業・評価、神戸大チームは病理サンプルの整理・評価、京都大学は質量分析器を使用した細菌検査、日本大学チームと香医大チームは腎臓評価を担当しています。中でも我々香大医チームが担当している膨大な血液・尿サンプルの整理と電子カルテへのデータ入力が完了することによって初めてコホート研究に繋がりますので、結構大変です。長年の血液・尿サンプルは近くの港の冷凍室で保存されていますので、それを冷蔵室に出して整理するという作業も当然発生します。
写真:防寒服を着て、極寒の冷蔵倉庫の中での作業の様子
電子カルテ入力は美ら海水族館のイルカショー観客席近くの事務所にて、血液や尿の処理などはイルカプールの下の検査室で実施することが多いです。
写真:検査室にて、左より杉山さん(神戸大)、田村さん(神戸大)、後藤くん(通称:○デくん、香医大・休学中)、そして私です。ここの検査室に入るといつも可愛らしいイルカさんたちが後ろの窓に駆けつけてくれます。
香川での業務が多くてなかなか沖縄に行くことはできませんが、我々の努力が少しでも水族館の生き物たちの健康につながればと願っております。私が研究代表者を務める2つの科研費(挑戦的萌芽と基盤B)のテーマである「飼育イルカの健康に資する研究」ですので、ちゃんとやり切らねばなりません。もちろん、逆にイルカのための研究は私の心の安らぎにもつながっております。美ら島財団の皆様、いつも大変ありがとうございます!
P.S. 香大医LINEグループを作ったことにつきましては先日紹介させていただいておりますが、しばらく発信を続けます。
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2024/06/03/092548
色々と情報を紹介していきたいと思いますので、皆さんもぜひご登録下さいませ!
学生の学生による学生のための香大医ホームページがアップされましたので、ご覧ください!!
https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~student-led/
卒業生やご家族の方、是非とも学園祭に来てください。おもてなしのホームカミングデーをやります!!!