私の香大医・薬理学の前任の安部陽一先生は、大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部・薬理学の助教授から香川医科大学に初代教授として赴任されました。そのため、香大医・薬理学は大阪市立大学医学部・薬理学と兄弟教室のような関係にあり、共同研究を続けています。iPS細胞の発見でノーベル賞を受けられた山中伸弥先生も大阪市立大学医学部・薬理学で学位を取られましたので、私も学生時代から大変可愛がっていただいた間柄で、香川にも何度か来られ、当時はよく居酒屋に連れて行ってもらいました。
このような繋がりがありますので、毎年夏の一番暑い時期に大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部キャンパスに関連する薬理学教室が集まって研究会を実施します。今年は、大阪公立大学と香大医に加え、大阪医科薬科大学、関西医科大学、徳島大学医学部、奈良県立医科大学、鳥取大学医学部、三重大学医学部などが集まりました。


写真:研究会の風景、香大医・薬理学教室からはブルンジ出身の大学院生・スティーブくん(下の写真のど真ん中)が発表してくれました。
大阪市立大学医学部の校舎は天王寺のど真ん中にありますが、私が医学部・3年生の時に初めてこの研究会に参加したときの光景は忘れられません。朝早くから研究会の準備を手伝うために大阪市立大学医学部に向かったところ、近くの公園に数十人の男性がたむろしていて、そこにトラックが横付けされ、指名された男性が荷台に乗せられて工事現場に連れて行かれる光景はすごい雰囲気でした。一方で、そこで指名されなかった方はその日には仕事がないため、みんなそのまま新世界に向かって串カツ屋で一杯という世界でした。田舎者の私には超ショックな光景でしたが、今の天王寺はハルカスもありますし、綺麗でおしゃれなスポットになりましたね。

写真:数年前の大阪市立大学医学部・薬理学に関連する教室の集まりで、右が香川医科大学薬理学・初代教授の安部陽一先生、左は初代の香川医科大学薬理学・助手だった今西政仁先生。
山中先生には私のもとで准教授をしていた人見浩史先生(現・関西医科大学教授)もiPS研究所でお世話になりました。研究の世界では、こういった繋がりは非常に重要ですので、来年以降もスケジュールを調整して是非とも真夏の大阪に若手を連れていきたいと考えております!