今日は私の父、西山剛史(84歳)を紹介したいと思います。戦時中に生まれた父は岡山の山奥で育ち、親戚の家のある京都に上京して中学と高校に通いました。東京の医学部に入学しましたが、卒後、岡山に戻って整形外科医になりました。私が生まれてからしばらくは丸亀でも勤務していたそうですが、私が3歳の時に倉敷市の玉島というところで病院を開業しました。最初はオペも多くやりながら救急車をたくさん受け入れていましたが、老人ホームやその他の施設を開設するパイオニアとなり、どちらかというとリハビリ専門のドクターとなりました。その父は病院を開業してから絵を描き始め、陶芸なども行うなど、芸術を趣味とするようになりました。先日、その父の絵が第46回清興展で表彰されることが決定し、東京で展示されることになったので、見に来て欲しいとの連絡がありました。私もたまたま展示会中に東京に行く用事がありましたので、時間を調整して行くことにしました。
写真:もちろん入ったことのない上野動物園ですが、パンダで有名ですよね。紅葉が綺麗でした。ここの横に東京都美術館があり、そこで父の絵が展示されていました。
東京都美術館がある上野に行くのは、いつ以来かわからないくらいです。私が香川医科大学に入学してウインドサーフィンのレースで東京方面に行った際、都内の大学に進学した高校の柔道部先輩に上野で焼肉を奢っていただいたことがありました(もう1人の別の柔道部の先輩には新宿で韓国料理をご馳走していただきました)。その時には、とにかく人の多い都会のパワーに圧倒され、外国人も多かったので「カオスな街だなぁ」と思ったことを記憶しております。もしかしたらそれ以来ですので、35年前以来かもしれませんが、上野は相変わらず外国人が多くてカオスでした笑
写真: 私の父です。絵が展示されている1週間は、ずっと東京都美術館にいたそうです。新潟にいる次男(慶)も呼び出されたとのこと、親には逆らえませんね笑
私は芸術がさっぱりですが、飾られている絵の中では父の絵が1番輝いているように思いました。「Sun Set瀬戸内海鷲羽山」という題名の油絵で、瀬戸大橋の夕焼けを仕事の合間に時間を見つけて半年近くかけて描いたそうです。
写真:表彰された絵と父
写真:上野駅の前のビル、確かここで35年前に先輩にご馳走になったような記憶が、、、
医師としても尊敬する父親ですが、母が亡くなって1人になっても地域のボランティアなども含め、積極的に社会活動をしております。そんな父に負けないように私も毎日を一生懸命生きていきたいと改めて思いましたが、父が元気なうちに少しでも親孝行をしたいなあとも思いました。いつまでも元気でいてくださいね。
PS.
父の病院を継いでくれている三男(武)も病院のブログに載せておりました笑
https://www.primehospital.or.jp/2024/12/01/114618
写真:今回は、尊敬する順天堂大学の綿田教授にお声がけいただいた都内でのWEB講演会でした