生まれ変わる香大医とともに:医学部長ブログ

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ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業報告会

香大医は文部科学省のポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業「多様な山・里・海を巡り個別最適に学ぶ『多地域共創型』医学教育拠点の構築」(通称:山里海医学共育プロジェクト)に参画しております。令和4年度より開始した当プロジェクトは、岡山大学島根大学鳥取大学香川大学の4大学で連携して、将来の地域医療人材に求められる教育プログラムの開発・実施を行う教育拠点を構築することを目的とした活動です。今年は香大医が主管となって12月13日(金)に成果報告シンポジウム(オンライン開催)を開催しました。
メディアなどでも有名な長崎大学病院医療教育開発センター教授の松島加代子先生による「あなたはどんな医師になりますか!?」という特別講演をいただき、オンラインのQ&A形式で医学部医学科4年生の学生さんにいろいろと現時点での意見などを伺いました。半分ぐらいの学生さんが将来の医師像をイメージされているという結果でした。ちなみに私は生まれた時から父の開業する病院を継ぐことが定められておりましたので、学生時代にあまり自分の医師将来像を考えたことがないように思います。

結局、親不孝者で家を継がず、大学で研究ばかりの人生になってしまいましたが、苦笑

写真: 学生さんに直接インタビューを試みる横平教授(医学教育担当)

松島先生のご講演に続いて発表されました3人の学生による地域医療フィールドワーク報告がものすごく素晴らしかったです。3人とも確実に成長されておられるなと感心いたしましたし、発表を聞いて素直に感銘を受けました。私が何か貢献できているわけでは無いのですが、ワカモノが新しいものを学んで大きくなっていく姿を見ておりますと、教育者の喜びを感じます。

写真: いろいろな地域の医療現場を回った報告をする学生さん達

今回、このような素晴らしい報告会を企画してくださいました関係者皆様に心より御礼申し上げます。特に香大医の横平教授と駒澤先生、本当にありがとうございました。これからも学生さんの地域医療に対する教育活動をどうぞよろしくお願い申し上げます。

それでは皆様、いよいよ年末に近づいておりますが、良い週末を!

P.S.
香川大学医学部50周年特定基金」のお知らせ
香大医は50周年を迎え、文部科学省の予算で老朽化した建物の改修工事を開始いたしましたが、国立大学法人では運営費交付金が年々縮減されておりますため、資金不足で皆様方にご支援をお願いさせていただいております。

香川大学医学部の生き残りをかけ、教職員一同が全身全霊で教育・研究・診療に邁進していく所存でございますので、何卒温かいご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。詳細は以下のホームページをご覧くださいませ。
https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html