生まれ変わる香大医とともに:医学部長ブログ

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新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!

医学部長を拝命してからあっという間に1年以上が経過しましたが、学内外の方々のおかげ様をもちまして、多くの改革に着手することができました。私のリーダーシップの欠如からなかなか前に進まない案件もありますが、「とにかく、まずはやってみよう」という気持ちを多くの方々に共有いただけたことに対し、心から感謝申し上げる次第です。教職員や学生のみならず、ご支援いただいております全ての皆様が健康で充実した一年を過ごされますとともに、生まれ変わっていく香大医をお支えいただければ幸いです。昨年同様、本年もご支援賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

年賀画像:
昨年より年賀状の郵送を遠慮させていただいておりますが、こちらの年賀画像は秘書が選んでくれました。医学部長が困難と向き合い、戦いを挑んでいるところを今年もイメージしてくれたそうです。

さて、年末年始の時間を利用して、昨年の香大医5大ニュースを考えてみました(本来であれば年末にゆっくりと振り返るべきなのですが、超バタバタで年明けになってしまって申し訳ありません)。
① 50周年記念に向けた再開発事業の進展
② 高度医療人育成プロジェクトの始動
③ 大型研究プロジェクトの始動
④ 大学財政難による教員人事の一部凍結
⑤ 新たな活動を通じた香大医サポーターとのつながり

年明けの今週は、毎日、一つずつ振り返ってみたいと思います。初日の今日は、「① 50周年記念に向けた再開発事業の進展」についてです。
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2024/03/29/090541

香大医は生き残りをかけて6年間の再開発事業を実施しております。昨年は一年目の工事が終了し、2024年4月から新講義棟がいよいよ使用できるようになりました。以前も紹介したのですが、実はここに私にとって大きなドラマがありました。

昨年10月、私が医学部長を拝命した際には講義棟の工事はかなり進んでおりましたが、「財政難でデザイナーにお願いできないので、医学部長が内装(廊下とか壁とか)の色を決めてください!ただし、お金のかかるデザインはダメですので、色だけを決めてください!」と依頼を受けました。私にそんな芸術センスがあるわけがなく、速攻で創造工学部の大場教授に泣きつきました。
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2024/02/16/091137

心優しい大場先生は心よくお引き受けくださり、事務の方と折衝しながら、色々とお考えいただきました。特に私からは、香大医・3つポリシー:「奉仕の心」、「社会貢献」、「リーダーシップ」のうち、新しい講義棟は医療人となる学生にとって最も必要な「奉仕の心」をイメージするデザインをお願いしましたところ、材料などにお金を全くかけることはできない財務状況で、色使いのみを工夫してデザインしていただきました。さすが、大場先生の手腕は大変素晴らしく、おかげさまで講義棟全体がしっかりと「奉仕の心」をイメージするデザインになったと感じております。
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2024/04/02/092253
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2024/04/03/093804

写真:体育館の前から見た講義棟(以前のブログから)

 

地方大学を取り巻く状況が日々厳しくなる中で、これからも多くの困難が待ち受けていると思われますが、50周年に向けて皆様と共に力を合わせ、これからも医学部キャンパス再開発事業を進めてまいります。そして、「奉仕の心」「社会貢献」「リーダーシップ」の香大医3ビションを持って卓越した教育、研究、医療の提供を続け、地域社会に対して重要な役割を果たし続けてまいる所存です。

 

それでは明日は、それに向けた「② 高度医療人育成プロジェクトの始動」について、レポートいたします。