生まれ変わる香大医とともに:医学部長ブログ

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昨日に続き、国際交流シリーズ:チェンマイ大学創立60周年、おめでとうございます!

今日は、昨日に続いて国際交流の話です。香川大学は医学部をはじめ、農学部などさまざまな学部でタイ国・チェンマイ大学との交流を積極的に進めており、特に深い関係を築いている大切な国際パートナー大学の一つとなっています。
 

写真:チェンマイ大学設立60周年記念式典に香川大学から出席したのは、写真1番左が徳田名誉教授、3番目が松木副学長、右から3番目が秋光研究担当理事です

この交流は1990年に大学間で学術交流協定を結んだことからスタートしました。それ以来、さまざまな学術活動や共同プロジェクトを通じてパートナーシップを深めてきました。特に2007年にチェンマイで開催されたシンポジウムは、両大学の医学部間の交流を飛躍的に進める大きなきっかけとなりました。さらに2011年には、医学部間で正式に覚書(MOU)が締結され、学生や教員の交換留学や共同シンポジウムが、今では毎年の恒例行事となっています。また最近では、看護学部間の連携も深まっており、学生同士の交流プログラムや共同研究プロジェクトがますます活発になっています。これにより、看護分野での知識や技術が両大学間で共有されるだけでなく、未来の看護師たちが国際的な視野を持ち、高度なスキルを身につけています。
この国際交流を通じて、私たちは単に知識を共有するだけでなく、世界的な医療課題に取り組むための重要な基盤を築いています。医学の発展はもちろんですが、それだけではなく、未来の医療を担う人材を育てるという点でも大きな意義を感じています。若い世代が成長し、未来の医療を支えていく姿を見るのは、私たちにとっても大きな喜びです。この取り組みを通じ、香大医から地域や世界に役立つ新しい発見や成果が次々と生まれていることは、とても誇らしいことです。
 

写真:このような盛大なセレモニーだったようです

これからも、この長い信頼関係を大切にしながら、さらに新しい挑戦をともに進めていきたいと考えています。香大医は、チェンマイ大学との連携を通じて、未来の医療と教育を一緒に盛り上げ、より良い社会を築いていきます!
P.S.
香川大学医学部50周年特定基金」のお知らせ
国立大学法人では運営費交付金が年々縮減されており、香川大学医学部の財政状況も大変苦しいため、皆様にはご支援をお願いさせていただいております。
香川大学医学部・学生さんのための国際留学の資金としても使用させていただきますので、何卒温かいご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。詳細は以下のホームページをご覧くださいませ。
https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html