昨日は京都大学医学部附属病院 総合臨床教育・研修センター 准教授の和足孝之先生に大変貴重なご講演をいただきました。香大医・総合診療科の市来教授によりますと、和足先生は総合診療医界のスーパースターとのことで、大変楽しみにしておりました。ホームページでは、「結局自分が何者であるかについては、自分でもわかりませんが、とにかく臨床と研究と教育が三度の飯より好きなGeneralistです」とありました。
今回のご講演の前にはわざわざお時間をいただき、市来教授が香川で展開しようとしている総合診療医プロジェクトをお聞きいただき、大変貴重なご意見をいただきましたが、確かに見た目もハンサムで、しかも「キレっキレっ」のコメントをたくさんいただき、圧倒されました。まさに、スーパースターです。

写真:ご発表いただいいている和足先生
和足先生のプレゼンの中で私が1番心に残ったのは、「地域医療は義務だという学生の意見が圧倒的だったが、この義務を権利に変えることを目指した」というワン・フレーズでした。香大医の総合診療に市来先生が来られてから、積極的にリーダーシップを持って総合診療医の育成活動が展開されており、さらに大きなプロジェクトに繋げていかれようとされておられます。私や門脇病院長も含め、周りのみんなで彼女の活動をサポートしようと機運が高まっています。さらに私はこれを香大医・医学科の卒前教育、研修医プログラム、専攻医リキャリスキルなどと一連の流れとし、シームレスな高度未来医療人育成モデルにしたいと考え、現在、関連メンバーとワーキング・グループを作って議論を進めております。私から和足先生には、今後とも私どもを見守っていただき、ご指導くださいとお願いさせていただきました。

写真:夜の食事会にて。最上段の一番左が私、その右が和足先生です。市来教授は和足先生の前です。門脇病院長や香川県中の高口病院長もご参加くださいました。

写真:香大医から見る高松、これからの香川は総合診療が非常に重要で、それをのように拡充させるのかを医療施設を超えて語り合いました。
P.S.
「香川大学医学部50周年特定基金」のお知らせ
国立大学法人では運営費交付金が年々縮減されており、香川大学医学部の財政状況も大変苦しいため、皆様にはご支援をお願いさせていただいております。
香川大学医学部・学生さんのための国際留学の資金としても使用させていただきますので、何卒温かいご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。詳細は以下のホームページをご覧くださいませ。
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