生まれ変わる香大医とともに:医学部長ブログ

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医学科同窓会讃樹會・関西支部会のレポート(その③)

今週は2月8日(土)に神戸で開催された第4回医学科同窓会・讃樹會の関西支部会について、シリーズでレポートしております。
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2025/02/14/060000
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2025/02/17/183142

星川同窓会長のご講演に続き、いよいよ私の出番がやってきました。テーマは「香大医の現状と未来構想」、私は香大医が直面している非常に厳しい財政状況、そして香川県全体の医療に対し香大医がどのようにコミットしていくべきかについてお話ししました。香川を離れ、関西地区で活躍されている先生方にも、ぜひ香川に思いを寄せていただきたいとの思いを込めてプレゼンテーションを行いました。
 

写真:山田先輩のご配慮でプレゼンする機会をいただきました

私の講演の後には姫路市長である清元先生がご挨拶くださいました。学生時代からインパクトは絶大でしたが、市長としての経験を重ねることでさらに磨きがかかったトークを披露してくださいました。特に、姫路城のインバウンド問題や兵庫県知事選に関連した話題を交え、ユーモアたっぷりのスピーチには会場の笑いが絶えませんでした。テレビでも取り上げられているような自虐ネタを織り交ぜながらのご挨拶には、さすがの貫禄を感じました。この日はご夫婦で参加されており、奥様の「かよぴー」先輩(薬理学の先輩です)もますますエレガントさに磨きがかかって、「さすがファーストレディ」といった感じでした。

写真:すっかり有名人となった清元姫路市長、サンテレビでは毎日出ているとのこと

前半の最後は後輩の小田先生のショートレクチャーがありました。小田先生は医師免許を取得後、神戸大学ロースクールに進学され、現在は医療訴訟を専門とする弁護士として活躍されています。実は彼とは学生時代に「ダーティー・デック」というバーでよく顔を合わせていました。当時、小田先生はずっとバーテンのバイトをされており、私は週に一度はその店を訪れていました。30年経った今でも変わらぬ爽やかな笑顔と優しい性格に、懐かしさを感じました。彼の講演内容は医療者が知っておくべき法的リスクや医療訴訟の最新動向に関連するもので、大変勉強になるお話でした。思わず「香大医・附属病院で何か困ったことがあったら助けてくださいね!」とお願いしてしまいました。

写真:学生時代と変わらない優しさに満ちた雰囲気の小田先生、ダーティー・デックでは酔い潰れた私を何度介抱してくださったのでしょうね笑

この後、ようやく乾杯となりましたが、続きまた明日お届けします!

写真:当日の様子、44名集まりました!


P.S.
香川大学医学部50周年特定基金」へのご支援のお願い

香川大学医学部はこれまで50年にわたり、地域医療を支える優れた医師や研究者を輩出してまいりました。しかし、国立大学法人に対する運営費交付金は年々減少し、財政状況はかつてない厳しさに直面しています。このままでは、充実した教育環境の維持や、未来の医療を担う学生たちへの支援が十分に行えなくなる恐れがあります。
そこで、教育環境のさらなる充実、学生の学びを支える支援活動の強化を目指し、本基金を設立させていただくことにいたしました。医学を志す若者が、最高の環境で学び、成長し、やがて地域・日本・世界の医療に貢献できるよう、皆様の暖かいご支援を心よりお願い申し上げます。
詳細は以下のホームページをご覧ください。

https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html