生まれ変わる香大医とともに:医学部長ブログ

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香川大学創造工学部 造形・メディアデザインコース/大場研究室の卒業研究制作展(秘書・A子のレポート)

2023年10月に西山先生が医学部長に就任された直後、香川大学医学部の再開発で建設される新棟の内装デザインを考えるよう求められ、「突然のことで困ってしまい…創造工学部の大場先生に相談されたところ、大変ありがたいことに、大場先生の大学院生高垣さんがデザインを担当してくださることになり、卒業研究のテーマとして取り組んでくれることになりました」という話は、ブログに何度か登場しています。
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2024/04/02/092253
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2024/06/28/090829

先日、その高垣さんが所属している香川大学創造工学部 造形・メディアデザインコースの卒業研究制作展が高松市美術館で開催されていると聞き、出張で不在の医学部長の代わりに差し入れを持って長女と行ってきました(あわよくば、彼女が創造工学部に興味を持たないだろうか…という下心も少しあったのですが笑)。高垣さんにちらりとそのことを伝えると、「デザインは楽しいよ」と声をかけてくれました。作品を眺めている長女に、ものづくりの楽しさや奥深さが少しでも伝わっていたらいいなと思いました。
 

写真:一番右が高垣さん、差し入れのスタバのコーヒーと

制作展では「草むしりを楽しくする軍手」や「憂鬱な雨音を楽しめるようにする傘」といった日常の何気ない瞬間を少しでも楽しく、心地よくするアイデアに、学生たちの柔軟な思考と独自の視点を感じ、大変感銘を受けました。最近では、AIがデザインを手がけることも増えていますが、こうした「草むしり」や「雨音」といった、日常のささやかな場面に目を向け、そこに楽しさを見出す発想は、人ならではのものだと感じます

写真:香川大学創造工学部 造形・メディアデザインコースの卒業研究制作展の模様

今回の大場研究室・卒業制作展はこれまでで最高の来場者数を記録されたとのこと。特に、高垣さんが手掛けた「香川大学医学部・新棟のデザイン案」は、具体的で実用的な提案として多くの来場者の注目を集め、高く評価されたとのことで、5月の新棟の完成がますます楽しみになりました!
 

写真:高垣さんによる新棟デザインの発表、どんな新棟になるのか、ワクワクしますね

香川大学の学生たちがこうした自由な発想を持ち続け、それを社会で活かしていけるように育っていかれることを切に願っております。皆様も学生さんの挑戦をぜひ見守ってください!


P.S.
香川大学医学部50周年特定基金」のお知らせ
最近、国立大学への運営費交付金が少しずつ減ってきており、香川大学医学部の財政もなかなか厳しい状況になっています。そのため、私たちは学生の教育環境をより良くするために、皆さまのご支援をお願いしております。
いただいたご支援は、医学部の学生がより充実した学びを得られるよう、教育活動のサポートに活用させていただきます。例えば、最新の医療機器を使った実習や、地域医療を担う人材を育てるためのプログラムの充実など、未来の医療を支える若い世代の成長に役立てていきます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生たちのために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると嬉しいです。
詳しくは、以下のホームページをご覧ください。どうぞよろしくお願いいたします!https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html