私は香川大学医学部における国際交流を活発化し、グローバルの視野を持った学生教育や共同研究の発展に繋げたいと切に願っており、そのためにどんなに小さいことでも将来に向けて「種まき」を欠かさないように心がけております。今日は、先週末に相次いでそのような機会がありましたので、報告申し上げます。
香川大学医学部が長年にわたり国際交流を続けてきたタイの名門大学であるタイ・チェンマイ大学より、中堅研究者の先生方が表敬訪問に来てくださいました。長年、香川大学医学部は医学科・看護学科との学生交流や共同研究など、さまざまな形で交流を深めておりますが、今回訪問してくださった先生方は農学部の先生方で、我々ではなく香川大学農学部と共同研究をされておられました。しかし今後は、天然物を医薬品として開発されたいとのことで、医学部にもお立ち寄りいただきましたので、香大医の教育・研究ポテンシャルをアピールするとともに、今後のコラボレーションについても活発な意見交換を行いました。

一方、同じ日にタイ国のプリンス・オブ・ソンクラー大学より、共通の友人(タイの研究者)の紹介で、TIPBUNJONG(ティップブンジョン)先生が来られました。TIPBUNJONG先生は大学医学部・解剖学の教員として活躍されておられますが、今回は私が担当している薬理学の研究室にて約2週間にわたり実験技術を学ばれる予定です。ちょうどゴールデンウィークの真っ只中の滞在になるのですが、その方が私自身が時間をかけて色々と教えてあげることができるのではないかと思い、わざわざこの時期に来ていただきました。

写真:医学部長室でTIPBUNJONG先生と
プリンス・オブ・ソンクラー大学はタイ王国・南部において最も古い歴史をもつ国立大学であり、医学教育においても非常に高い評価を受けているそうです。現在、タイ南部の5つのキャンパスに39の学部と研究機構、4つの大学病院、40以上の研究センターと多数の研究・教育施設があるそうです。ネットの情報では、プーケットにもキャンパスがあり、恵まれた環境を活かして外国人留学生を多く集め、観光や国際問題、情報科学についての学部を設置しているとのこと。もし、ここと我々が協定を結ぶことになったら、私は医学部の代表として、毎年、必ず学生を連れて海洋調査に行かねばなりません笑。。。なんて、これはもちろん冗談ですが、みんなでプーケットに滞在できるような夢も見てみたいですよね!(ちょっと頑張ってみようかなと思っております)
写真:近くの「あづま」さんへ、うどんと天ぷら世界に通用する味ですね、今回も絶賛していただきました!
このような「種まき」を通じ、これからも国際交流を積極的に推進してまいりたいと思いますので、引き続きご協力を宜しくお願い申し上げます!明日は祝日ですが、私はTIPBUNJONG先生と実験室にこもり、夜は瓦町の居酒屋に連れて行く予定です。

写真:こちらは先日帰国したカリフォルニア州立大学・マーセド校からの留学生二人と外国人担当秘書の大橋さん(本文とは全く関係ありません)、マーセドからすぐ近くに有名なヨセミテ公園があります。
世間ではコールデンウィークが始まっているところもあるようですが、とりあえず皆さん、明日は良い祝日を!
P.S.
新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ
令和7年3月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。
是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします!https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html

https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~furusato/