昨日、改修工事を終えた香川大学医学部プールの竣工式に参加してまいりました。雲ひとつない快晴の空のもと、水泳部の学生たちによる企画でしたが、元気よく式を盛り上げてくれました。特に今回のイベントには、全国各地から多くのOB・OGも駆けつけてくださりましたが、ここはOB・OG皆さんにとって思い出の詰まった大切な場所であり、そのリニューアルを現役学生たちと共に祝う場所に私が参加できたことは、とても感慨深いことでした。
写真：学生が企画してくれた式典でしたが、ちゃんとしたテープカットもあり、しっかりとしたものでした。空が青いです！
このプールは約40年前に建設されたもので、これまで長年にわたり、多くの現役の学生たちや卒業生たちに利用されてきました。しかし、年月の経過とともに老朽化が進み、使用に支障が出るほどの状態となっていました。細かい修繕を続けていたのですが、大掛かりな改修にはかなりの費用がかかることもあり、長らく手をつけることができない状況が続いていました。そんな中、昨年の8月ごろ水泳部のOB・OGの方々から「改修のための寄付を募ることを許可して欲しい！」という相談が私の元へ届きました。「許すも何も、こちらこそお願いします！」と、香川大学医学部としてもできる限りの応援をすることをお伝えしました。そして、OBの一人である和歌山県立医科大学の救急センターの井上教授をはじめとする卒業生の皆さまが中心となって活動してくださったおかげで、あっという間に多くの寄付が集まり、香大医のプールが見違えるように生まれ変わることとなりました。
写真：手前がOG/OG、奥が現役学生です。
式典当日には40年前にこのプールの設計をされた泉先輩もご出席くださいました。設計当時のエピソードをいろいろとお話しくださりましたが、特に印象に残っているのは「本当は50メートルプールを作りたかったんだよ〜」というお話でした。当時の大平総理が急死された事とまだ香川用水がなかったので規模を縮小せざるを得なかったそうです。今の大学の予算規模では考えられないような話ですが、先輩方の想いと工夫が詰まった建物であることが改めて伝わってきたようにも思いました。
写真：左から、クーちゃん、井上先生、私、泉先生
式典では現役学生たちがお決まりの「喜びの舞」を披露してくれたり、香大医・附属病院の公式キャラクター「クーちゃん」も登場したりと、とても和やかで楽しい雰囲気に包まれました。そして何よりも印象的だったのは、新しくなったプールを見て、輝くような笑顔を浮かべ「これが自分たちのプールなんだ！」という誇りに満ち学生たちの姿でした。母校のために力を尽くしてくださるOB・OGの皆さまの温かいご支援に深く感激し、目をキラキラと輝かせながら、何度も「ありがとうございます！」と口にしている姿が、今も目に焼きついています。
写真：最高のパフォーマンス、よく練習されておられました！
最後になりますが、今回のプール改修にあたり、ご寄付をくださったすべての水泳部OB・OGの皆さま、そして、日頃から学生たちを温かく見守ってくださっている全ての皆さまに、心より感謝申し上げます。
写真：こういった笑顔が香川大学医学部を守ってくれる源となるものと確信しました！
これからも香川大学医学部が皆さまにとって誇れる存在であり続けられるよう、教職員一同、力を合わせて努力してまいります。どうぞ今後とも、あたたかいご支援を何卒よろしくお願い申し上げます！
P.S.
新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ
令和7年３月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう！」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。
是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします！https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html
