生まれ変わる香大医とともに:医学部長ブログ

このブログに関するお問い合わせはこちらのメールアドレスにご連絡ください nishiyama.akira.hatenablog@gmail.com

香川大学オリジナル、フルーツ豚!

香川大学農学部ではユニークな取り組みがたくさん進められています。ワイン作りやキウイフルーツなどは有名ですが、私はオリーブの葉を粉にするプロジェクトを小川農学部長と展開しております。今回は、「ブドウ」と「ウメ」を餌として長期間与えて育てられた「フルーツ豚」の試食会に参加しました。果物を餌にするという発想には驚きましたが、農学部の先生方が長年の研究を重ねて育て上げた豚肉は味も格別でした。
 

写真:これがチラシです、センスありますね!

私なりに食レポをしてみます。まず、ウメを食べて育った豚肉は、脂が少なくさっぱりとしているのに、しっかりとした旨みがありました。香りも上品で、和食との相性がとても良さそうです。一方で、ブドウを食べた豚肉は、しっとりと柔らかく、噛むたびにほんのり甘みが広がり、洋風の料理にもぴったりだと感じました。同じ豚でも餌によってここまで味が変わるとは驚きで、農学部の研究の奥深さに感心しました。個人的には、ウメ豚のあっさりとしながらも深みのある味わいと、ブドウ豚のジューシーで甘みのある美味しさ、どちらも甲乙つけがたい魅力を感じました。
 

写真:附属病院の食堂にて試食会

香川大学医学部では、こうした学部間の連携を大切にしながら、地域の課題に取り組み、未来に向けた価値を生み出す努力を続けています。農学部と医学部が連携することで、「食と健康」に関する新しい研究や教育の可能性も広がりますし、私たち医学部も、安全で高品質な食材を通じて、人々の健康を支える医療をさらに発展させていきたいと考えています。私も小川農学部長とオリーブの葉を粉にして体に悪い「リン酸塩」の代わりに使用するプロジェクトを進めていますが、これを腎臓が悪くてリンを摂取することができない患者さんに広く届けたいと考えております。
 

写真:あまりにも美味しいので、3つずつ、合計6つも食べてしまいました!左から、門脇病院長、私、小川農学部長、信頼し合っております三人組です。

香川大学発の「フルーツ豚」が多くの人々に愛され、香川の新しい特産品として世の中に広まっていくことを心から願っております!

写真:こちらは岡山で食べた「牛カツ」、外国人には大人気だとか(本文とは全く関係ありません)


P.S.
新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ
令和7年3月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。
是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします!https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html

 

https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~furusato/