生まれ変わる香大医とともに:医学部長ブログ

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医療ケアと遊びが出会う、新しいつながりと学びのかたち

丸亀市の「コミュニティパーク グルーン まるがめ」の中に、子どもたちが安心して遊べる屋内施設「BOAT KIDS PARK Mooovi(モーヴィ)」があります。私の教室員も家族で楽しんでいるようですが、なかなか予約が取れないとの事です。ここで、6月28日(土)に医療的ケアが必要なお子さんとそのご家族を対象としたイベント「家族で楽しむ Moooviの休日」が開催されますので、紹介させていただきます。
 

チラシ:本イベントは笹川保健財団の主催ですが、私たち香川大学医学部も協力し、グルーン まるがめの敷地内で医療体験や展示を行います。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000053247.html
https://www.shf.or.jp/information/25369

私はボートレーサーの木村光宏選手が子供たちに対して積極的なボランティア活動をされておられることを存じ上げており、これまでわずかばかりのサポートをさせていただいておりました。以前、木村選手を通じて笹川保健財団の喜多会長を紹介していただきましたが、先日、わざわざ会長自ら香川大学医学部までご訪問いただき、介護の重要性についてご教示いただきました。その縁もあって今回、地元香川の丸亀市において、笹川保険財団と香大医のコラボレーションで本イベントを開催することとなりました。私自身も香大医・附属病院の臨床工学技士の方々とともに、子どもたちやそのご家族に向けた「医療体験イベント」を実施し、内視鏡手術や人工呼吸器のシミュレーターを使いながら、医療の世界を身近に感じてもらうことができるような啓発活動を実施する予定です。また、同日、看護学科の教員や学生さんらによるMoooviでの医療ケア児の支援、ならびに「訪問看護」の普及啓発展示も行われるとのこと。看護学科の学生さん達がどのように大活躍してくれるのか、今から楽しみです!

写真:協力という形で香川大学医学部も参加させていただいております

遊びや体験を通じ、医療のことをもっと自然に、そして楽しく知っていただきたいと願っております。医療的にケアが必要な方やそのご家族は、日常生活の中で移動や外出が難しく、遊びの機会も限られてしまうことが多いと思います。そんな中、安心して過ごせる場が用意されることで、ご家族の心にも少しだけでもゆとりが生まれるのではないでしょうか。私たち医療従事者がそのようなお手伝いをできることは、大きな喜びであり、また責任でもあります。香川大学医学部では、医学の知識や技術を学ぶだけでなく、社会の中で医療が果たす役割を深く理解し、実際に行動することを大切にしています。すべての人が支え合い、安心して暮らせる社会をつくるために、香大医としても地域に根ざした活動を積極的に続けてまいります。

 

写真:香川大学医学部祭での教室紹介の写真を作ってもらいました(本文とは全く関係ありません)


P.S.
新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ
令和7年3月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。
是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします!https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html

https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~furusato/