香川大学医学部では、国際的な医療支援の取り組みとして、JICA(国際協力機構)のプログラムに積極的に関わっております。JICAは開発途上国の発展を支援するために、日本が行っているさまざまな国際協力活動を担う機関ですが、今回、香大医はJICAの支援を受け、ガーナとアジアのブータンから共同研究のため、大切なお客様をお迎えしました。ご来学いただいたのは、両国で保健医療分野に携わっている専門家のお二人です。

写真:私の左がブータンの方、右がガーナの方です
和田副学長と徳田名誉教授は、最近、JICAの活動に深く関わってこられ、香大医が国際医療協力の分野で大きな役割を果たすための道筋をつくってくださっておりますが、現在、カンボジアとブータンから大学院生もJICAプログラムで来てくださっております。

写真:JICA御一行様
ブータンで進行中の「母子・胎児モニタリングシステム」の導入プロジェクトは、香大医・産婦人科の金西教授と機器開発を行っているメロディー社が協力して進めているものです。このプロジェクトでは、お母さんと赤ちゃんの健康状態をリアルタイムで確認できる仕組みを、ICT(情報通信技術)を使って提供することを目指しています。遠く離れた国の医療現場に、日本の技術と知恵が役立つのはとても嬉しいことですし、この経験を通して私たち自身も多くのことを学ぶことができます。香大医では今後さらにICTを活用した「Tele Medicine(遠隔医療)」の可能性を追求し、世界中の医療アクセスが困難な地域にも、必要な医療サービスが届くように取り組んでいきたいと考えています。

写真:「大切なつながり」を示すポーズだそうです、決してエド・はるみではありません!
我々が目指すのは、ただ知識を教えるだけではなく、世界の人々の命と健康を守るために自分で行動できる人材の育成です。国際的なつながりを通じて、自分たちが学んでいることが地球のどこかで役立っていると実感できることは、学生にとっても大きな励みになるはずです。香川大学医学部の存在価値は、地域に根ざしながらも、世界の人々の健康と命を守ることにあると信じています。今回のJICAとの連携は、その信念を実現する大きな一歩です。これからも香川大学医学部は、国際協力を通じて、医療の未来を切り拓く人材を育て、世界に貢献してまいります。今後とも、皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます!
P.S.
新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ
令和7年3月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。
是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします!https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html

https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~furusato/