先日、愛媛県医師会の内科会よりご依頼をいただき、松山市で講演してまいりました。私は愛媛大学とは高血圧の領域で多くの共同研究をさせていただいたご縁があります。今回のご招待は、愛媛大学で循環器腎臓内科の准教授を長年務められた大蔵先生のお勧めによるもので、久しぶりの大蔵先生との再会は私にとって大きな喜びでした。

写真:アンパンマンは高知発ですが、その列車が松山まで来るとのことで
当日の研究会は、まず若手の先生方3名による症例報告のご発表などがありました。いずれも臨床現場での実践的な学びや課題が丁寧にまとめられており、大変参考になりました。私は研究会の最後に「塩と新しい体液調節」というテーマについてお話しさせていただきました。これは、私が長年取り組んできた研究テーマでもあり、体内の水分バランスなどに関わるカラダのしくみを、最新の知見も交えて解説いたしました。何をしゃべっても良いとお許しをいただいておりましたので、我々が力を入れている「夏眠研究」の話などを紹介しました。会場の皆さまより日常診療に即した鋭いご質問を多数いただき、非常に活気のある、そして楽しい時間となりました。講演の最後には、「香川大学の学生や若い医師が愛媛に赴任することがありましたら、ぜひ温かく迎えていただければありがたいです」とお伝えし、地域を越えて支え合う医療のつながりの大切さについてもお話しさせていただきました。

写真:予讃線特急「いしづち」、多度津駅で岡山駅と高松駅に分かれます

写真:これと遭遇、一度は乗ってみたい!
またこの日は思いがけない再会もありました。香川医大時代の同級生で、現在は松山で精神科の病院を経営されている牧先生が、わざわざ私の講演を聞きに会場まで来てくださいました。久しぶりにお会いできてとても懐かしく、学生時代の思い出話にも花が咲きました。

写真:大蔵先生の座長で、多くのご質問をいただきました
講演終了後には内科会の先生方とともにおいしいお料理と地元の日本酒を楽しむ食事会にも参加させていただき、愛媛の皆さまの温かさとおもてなしに心から感謝いたしました。その後、大蔵先生に誘っていただき、渋い雰囲気のバーでウイスキーを片手に地域医療の未来について語り合うひとときを過ごしました。医療は制度や技術だけでなく、人と人との信頼と交流のうえに成り立っているのだと、改めて感じる一日となりました。

写真:大蔵先生オススメの愛媛の日本酒

写真:大蔵先生と二人で行きつけのBARで一杯、至福の時間でした(写真撮影は許可をいただいております)
今回お世話になった大蔵先生、わざわざ来てくれた牧先生、そして愛媛県医師会・内科医会の皆様に、心より感謝申し上げます。今後とも、香川大学医学部へのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
P.S.
新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ
令和7年3月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。
是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします!https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html

https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~furusato/