生まれ変わる香大医とともに:医学部長ブログ

このブログに関するお問い合わせはこちらのメールアドレスにご連絡ください nishiyama.akira.hatenablog@gmail.com

アート・メディスン(Art Medicine)プロジェクトに向けて

先月、大阪・関西万博のベルギーパビリオンにおいて、「こころとからだの関係を探る:感情とメンタルヘルスに関するシンポジウム」が開催され、香川大学医学部臨床心理学科の神原憲治教授が日本代表の一人として登壇されました。
https://www.kagawa-u.ac.jp/33264/

以前のブログで紹介しました私が香川大学医学部で進めたいアート・メディスン(Art Medicine)研究に関連した活動ですので、今回ブログでも紹介させていただきます。
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2025/07/09/113300
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2025/07/10/093900

この国際的なシンポジウムには、ベルギー、フランス、カナダ、そして日本から、メンタルヘルスと感情に関する最前線の研究者が集まりました。特に注目されたのは、身体の感覚が感情とどのようにつながっているのかというテーマでした。これは、心の健康を考えるうえでとても重要な視点です。たとえば、私たちが「胸がドキドキする」「おなかが痛くなる」と感じるとき、それは感情が体に現れている一例です。このような「心と体のつながり」が病気やストレスの理解にどう役立つのかを神原教授は研究されておられるそうです。

 

写真:神原教授より

「AI」の活用にも注目が集まっていますが、ベルギー・ルーヴァン大学のマック教授は、医療用の「デジタルツイン」(人の身体や状態をコンピューター上に再現する技術)の開発者として知られていますが、今回はその応用が健康と長寿にどう貢献できるかを紹介されました。人の気持ちや尊厳を大切にしながらAI技術を使うことが求められていますので、科学技術と人の心を両立させていく姿勢は、医療において益々重要になると思われます。医療や心理学だけでなく、教育や福祉の専門家との連携により、社会全体でメンタルヘルスを支えていくという大きな流れが見えてきたように感じました。なお、本企画は大阪での一般向け開催に加え、6月30日には東京・在日フランス大使館でも、専門家向けに同様の内容でシンポジウムが行われました。

写真:神原教授より

写真:神原教授より

香川大学医学部は地域医療を担うと同時に、世界に向けて価値ある研究を発信しております。今回の神原先生のご発表はその一例であり、私たちが日々取り組んでいる研究や教育が、国内外の人々の健康と幸せに貢献できる可能性を持っていることを示しています。これからも香川大学医学部は、地域に根ざしながらも世界とつながり、次世代を担う医療人の育成と、最先端の研究を推進してまいります。今後とも、温かいご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

写真:神原教授より

イベント名称:
Mental Health & Well-being
“Unlocking the Mind-Body Connection: A Conference on Health and Emotions”

主催:
ベルギー王国ワロン地域政府 貿易・外国投資振興庁(AWEX)、ケベック州政府在日事務所、在日フランス大使館


P.S.
新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ

令和7年3月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。
是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします!https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html

 

https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~furusato/