先日お知らせしておりましたとおり、香川県内(お一人岡山から来ていただきました)の中学生と高校生を集めてゲノムのイベントが行われました。
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2025/07/17/063000

写真:チラシです
未来の医学や生命科学に関心を持つ中学生・高校生を対象にした実験イベント「DNAを見てみよう!遺伝子を身近に感じる実験」では、まず「遺伝子とは?」「DNAって何?」という基本的な疑問に対して、スライドや模型を使ったわかりやすい講義が行われました。DNAとは、体のつくり方や性質が書かれている設計図のようなもので、例えば背の高さや髪の色、病気のなりやすさなどにも関係しています。こうした話題に、参加した生徒たちは大きな関心を示している様子で、「もっと知りたい!」といったような声が数多くあがっていました。

写真:十川先生と隈元教授に囲まれて
続いての実験では、実際にDNAを取り出し、その姿を観察する体験を行いました。生命の基本となる物質を目で見るという体験は、参加者にとって特別なものとなったようです。さらに、「DNAの情報を読み解くことで、どんな治療が可能になるのか」といった話題も取り上げられ、生命の仕組みと医療とのつながりを感じる時間となりました。イベントの後半では、香川大学医学部ゲノム医学の隈元教授をはじめ、早田先生、十川先生、田中先生、そして微生物学の桑原先生らが、ゲノム医療や遺伝情報の未来についてディスカッションを行いました。ゲノム医療とは、一人ひとりの遺伝子情報を活かして、より適切な医療を提供する新しい医療の形です。先生方のわかりやすい説明により、難しいテーマも自然と理解が進ンダようです。イベントは定員オーバーになるほどの人気で、私の友人の息子さんも応募したものの、参加できなかったとのことでした。若い人たちのサイエンスへの興味って、本当に素晴らしいですね!

写真:参加された方々(お許しをいただいて写真を一枚撮らせていただきました)
このようなイベントは、未来の医療を担う人材の育成につながる第一歩です。香川大学医学部では、こうした学びの場をこれからも広げ、地域に根ざした教育・研究活動を大切にしていきたいと考えております。生命や医療に興味を持つ若者たちが、何らかの行動に足を一歩踏み出すきっかけになるような企画を続けていくことが、私たちの使命でもあると考えておりますので、引き続き応援していただけますよう、どうぞ宜しくお願い申しあげます。
P.S.
新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ
令和7年3月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。
是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします!https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html

https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~furusato/