生まれ変わる香大医とともに:医学部長ブログ

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英国グラスゴー大学から医学生が来られております

写真:前列の左がアーシャイさん、右がキャロラインさん、後列は左から吉田先生、私、光家先生

香川大学医学部にイギリスのグラスゴー大学から2名の留学生を迎えました。7月末から約1か月間、私たちの医学部で実習を行うために来日したのは、医学生3年のアーシャイ・ムニール・シャリフさんとキャロライン・アデスイさん。お二人は周産期学婦人科学と脳神経外科学でそれぞれの臨床実習プログラムを受けられます(大変偶然ですが、産期学婦人科学の金西先生と脳神経外科学の三宅啓介教授と私は三人同級生です)。到着初日に開会式とオリエンテーションを行いました。初めての日本での医療現場ということで、少し緊張した表情も見られましたが、それ以上に好奇心とやる気に満ちたまなざしが印象的でした。

 

写真:開会式とオリエンテーション

お二人には医療の現場での診断や治療、予防に関する基本的な考え方から、最先端の手術や研究の現場まで、多様な学びの機会が用意されています。たとえば、赤ちゃんを産むお母さんたちを支える周産期医療の現場では、命の誕生という奇跡と向き合う医療者の姿に触れることができます。また、脳神経外科の現場では、非常に繊細で精密な手術が行われており、日本の医療技術の高さを体感できることでしょう。さらに、滞在中には香大医学生との交流や、日本文化や香川の自然にもふれていただく予定です。言葉や文化の違いを乗り越えて学び合うこの体験が、おふたりの人生にとって大きな財産になることを願っています。

写真:英国ではLINEが使えないので、WhatsAppで連絡交換

今回の交流は香川大学医学部とグラスゴー大学との長年の信頼関係に支えられて実現したものです。2009年から始まった両校の交流は、2011年に本学の学生をグラスゴー大学へ派遣する形で動き出し、以後、複数回の相互交流が行われてきました。コロナ禍で一時中断されたものの、2025年には両大学の医学部間で改めて覚書を交わし、交流が再開されました。医学という学問は、国境を越えて人々の健康を支えるものです。その意味でも、今回のような国際的な医学生の交流は、未来の医療を担う若者たちにとって非常に意義深い取り組みだと確信しています。今回のグラスゴー大学からの留学生受け入れを通じて、本学の国際化と教育の質の向上がさらに進むことを期待しています。また、このような交流を通じて、学生たちが国際的な視野を持ち、思いやりと責任感をもって医療に向き合える人材へと育っていくことを願っています。私たちの医学部は、地域に根ざしながらも世界とつながる「開かれた学び舎」であり続けたいと考えていますので、今後ともご支援をどうぞ宜しくお願い申しあげます。

写真(本文とは関係ありません):私が副理事長を拝命しております日本高血圧が出す「高血圧治療ガイドライン2025」のプロモーションビデオを多数配信中ですので、ぜひ、Youtubeチャネルの登録をお願い申しあげます!


P.S.
新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ

令和7年3月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。
是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします!https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html

 

https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~furusato/