この週末は、第9回黒潮カンファレンスに参加してきました。私が大変お世話になっております愛媛大学医学部薬理学の茂木教授が開催されましたが、会場はウサギがたくさん住む広島県大久野島で、海風を受けながら船に揺られながら向かっておりますと、少しワクワクしてモチベーションが高まるように感じました。香川大学医学系研究科からは薬理学の私と北田先生、そして創発科学研究科赤外分光イメージングという特殊な光を使って細胞の成分を測定する共同研究を行っている石丸伊知郎教授の研究室から、穴吹くん・矢野くん・小橋くんの大学院生3人が参加しました。

写真:本当にウサギがいっぱいでした
初日には北田先生が、研究者を目指す学生向けにこれまでの研究人生をお話しされました。まずは初めての海外の口演発表の際、厳しい質問を受け、落ち込んだ経験の話です。私が座長のセッションでしたが、練習しまくって臨み、発表はまあまあでした。しかし、発表後のQ&Aの際、私も知る超有名なドイツ人の大御所が、「私は頭が悪過ぎるので、あなたの発表の意味がさっぱり理解できない」と辛辣な言葉を投げかけてきました。北田先生はその時は何も反論できず、大変落ち込んで、その夜はやけ酒を飲んだのをよく覚えております。しかし、なんとその大御所は、後に彼が留学した先のボスの上司となったため、必死で研究し、結果、最後には「君が来てくれたことが研究室にとって一番の収穫だった」と言わしめたというエピソードは感動ものでした。若手の大学院生に対し、批判を受けることは誰にとってもつらい経験だが、そこから研究が磨かれ、未来のチャンスにつながるのだという強いメッセージになったように思います。私も批判を受けることが多いですが、次に繋げる糧にしなければならないと強く思いました。

写真:懇親会の様子、左から2番目が北田先生、ビール瓶を持っているのが私です苦笑
その日の夜には研究者たちが集まり、遅くまで実験について語り合いました。肩書や年齢を忘れて自由に意見を交わすこうした場こそ、大変重要です。私の場合も、多くの共同研究の芽がこうした熱い語り合いから生まれてきました。今回もいくつかの面白いアイデアが出てきましたので、新しい研究へと広がっていく予感がします。

写真:茂木先生にお送りいただきました2日目朝の写真です
翌日は大学院生3人の一般口演です。発表は研究内容とプレゼンの両面で審査されるため、かなり緊張感のある舞台でしたが、3人は相当な準備を重ねていたようで、わかりやすく堂々と話し、聴衆からの鋭い質問にも、根拠を示しながら落ち着いて対応する姿は頼もしい限りでした。そしてその結果、なんと3人全員が優秀発表者に選ばれ、さらに小橋くんは最優秀発表賞を受賞しました!

写真:最優秀発表賞を獲得した小橋君を中心の3人組です!
本当に素晴らしい快挙ですので、帰りに立ち寄った海鮮屋の定食ランチをご馳走して、小さなお祝いをしました(車でしたので、お酒はナシで)。

写真:会場近くの海鮮屋ランチ、美味しかったです
これまで色々な面で彼らを支えてくださった先生方や仲間の皆さんに心から感謝します。若い力が伸びるのは、才能だけでなく、挑戦の場や安心して挑める環境があるからだと思います。香川大学医学部はこれからも「地域に根ざして世界へ:グローカル」を合言葉に、学問の境界を超えて挑戦を続けますので、ぜひとも応援していただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます!
PS
去年に引き続いて今年もやります、ホームカミングデー!
以下のリンクをぜひ、覗いてください!
皆様とお目にかかれますことを心より楽しみにしております!!
https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~homecoming2025/


P.S.
新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ
令和7年3月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。
是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします!https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html
