香川大学医学部では、現場を支える多くの教職員が日々奮闘しています。今日は昨日に引き続き、「この場所で輝く ～現場の声とメッセージ～」の記事を紹介させていただきます。
https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/interview.html
今日紹介するのは、香川大学医学部附属病院の卒後臨床研修センターで准教授を務めておられる安田真之先生です。安田先生は徳島県で生まれ、静岡県で育ちました。富士山の麓にある高校を卒業し、香川医科大学（現在の香川大学医学部）に進学されました。学生時代は勉強よりもサッカー部の活動を中心とした生活で再試験を多く受けていたとのこと、私も学生時代の活動的で笑顔が素敵な安田先生をよく覚えております。
写真：ホームページより、猫好き？
卒業後は小児科学講座に入られ、特に新生児医療を専門として臨床・研究・教育に従事してこられました。その後、令和2年に卒後臨床研修センターの業務を引き継ぎ、現在はセンター長として研修医の育成に力を注いでおられます。研修センターの仕事は研修医の勧誘やローテーションの調整、労務や健康管理、さらに指導医や協力病院、行政機関との連携まで幅広く、責任の大きな役割です。さらに、国際貢献活動として、ブルネイ大学との交流やミャンマー・モンゴルでの新生児黄疸（生まれた赤ちゃんの肌や目が黄色くなる症状）のスクリーニング事業、インドネシアやネパールでの新生児蘇生法の普及などに携わり、毎年何度も海外を訪問されておられます。小児科医としての診療も続けており、国際協力、教育、診療と多忙な日々を送りながら、関係される皆様に信頼を得て協調しながら取り組まれておられる姿勢がいつも大変印象的です。
写真：ホームページより、サッカー観戦でしょうか？
卒後臨床研修センターの仕事については偶然の流れで任されたのがきっかけだそうですが、試行錯誤しながら取り組む過程にやりがいを感じられるとのこと。常に「壁」に直面している感覚があるとのことで、問題が起きたときに正面からぶつかるよりも、少し視点を変えて調整することでスムーズに進められることが多いとのこと。このような柔軟な姿勢は、国際協力や医師育成の現場でとても重要な資質ですよね。また、どのような仕事も「楽しむ」ことを第一に心がけ、広い視野で関係者全員にとってのプラスを考えることを大切にしておられるとのことです。小児科医を目指す人へのメッセージとしては、「少子化で子どもが減っていることを心配する必要はない。世界に目を向ければ、日本の医療を必要とする子どもたちがたくさんいる。皆さんが世界で活躍できる場をつくることが私たちの使命です」と力強く語っておられます。まさに香大医が目指す地域と世界に目を向けたグローカルな活躍を目指されておられますね。
写真：ホームページより、息子さんと？
香川大学医学部の良いところについても「規模が大きすぎず、顔の見える関係が築けること」と語り、前例のない活動に挑戦する際にも、さまざまな部署が協力してくれる風土があると評価してくださっています。これからの期待については、「さぬきの丘から、医療は地域に、医学は世界に」という姿勢で進むべきであると語られます。香川大学医学部はこれからも、学生や教職員が自らの可能性を信じ、安田先生のように柔軟で前向きな姿勢で地域と世界の両方で力を発揮できるよう、全力で支援してまいりますので、引き続き皆様のご支援をお願いできれば幸いです。
写真：美ら海のジン太くん（本文とは全く関係ありません）
PS
去年に引き続いて今年もやります、ホームカミングデー！
以下のリンクをぜひ、覗いてください！
皆様とお目にかかれますことを心より楽しみにしております！！
https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~homecoming2025/
P.S.
新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ
令和7年３月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう！」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。
是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします！https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html
