ここ数日、集中的にレポートしております香川大学医学部附属病院のマスコットキャラクター「くーちゃん」が初めて出場する病院ゆるキャラ総選挙ですが、最難関である書類による一次選考を突破し、準決勝である西日本地区大会に昨日出場いたしました。オンラインによるプレゼンテーションでしたが、見事Aブロック6キャラ中でトップのスコアで選出され、11月に行われる大阪での決勝戦に進むことが決定いたしました!!!詳細はまた後日連絡させていただきますが、本日は、先日行われました香川県主催の「香川スタートアップフェスタ2025」に、香川大学医学部の遺伝啓発プロジェクト「Genetic Cafe」が出展したとのご報告を、十川麗美先生からいただきましたので、レポートいたします。

写真:十川先生と池田知事
今回の参加は、県から直接お声がけをいただいて実現したもので、販売や事業拡大を目的とするのではなく、県民の皆さまへの啓発活動や新たなネットワークづくりを主眼としたものだったそうです。会場では登壇の機会もあり、プロジェクトの趣旨や遺伝・ゲノム医療に関する基本的な内容を紹介されたとのことでした。また、池田豊人・香川県知事、平井卓也・衆議院議員、上村一郎・東かがわ市長がブースを訪問され、直接意見交換を行うことができたそうです。数多くのブースが並ぶ中、見学されるブースは限られていたにもかかわらず、香川大学医学部のものを選んで立ち寄っていただけたのは、大変ありがたいですね。特に池田知事からは「医学部長のブログを見てますよ〜」とのお声がけいただいたとのこと、大変ありがたいことです。

写真:東かがわの上村市長と
先生のお話によれば、今回のブースでは「香大がんリスク遺伝子パネル検査35」についても紹介され、皆さん大変興味を持っていただいたとのことです。この検査は、がんに関わる35種類の遺伝子の変化を調べることができ、がんの診断を直接行うものではなく、将来のリスクを把握して生活習慣の改善や定期検診の受け方を考えるための手がかりになるそうです。検査は必ず専門の医療者による丁寧なカウンセリングを受けて進められ、個人情報も厳格に管理されていると強調されていました。先生は、「Genetic Cafe」の活動を通して、専門的な知識を一般の方にもわかりやすく伝えることを大切にしておられます。スタートアップフェスタという舞台も、販売や拡販ではなく、啓発やネットワークづくりの場として非常に有意義であり、行政や医療関係者、地域の方々と直接つながることで、今後の地域医療やゲノム医療の広がりにつながる手応えを感じたと伺いました。こうした取り組みが実現できたのは、十川麗美先生が日々積み重ねてこられた努力の成果であり、これからも広がりを持って発展していくことが期待されます。

写真:香川大学医学部のゲノムチームメンバーです(真ん中が隈元教授)
香川大学医学部は、科学的な知識を正しく、そしてわかりやすく伝えることを使命のひとつとしています。遺伝やゲノムといった言葉は難しく聞こえるかもしれませんが、正確な情報を丁寧に伝えることで、不安を減らし、未来に向けた選択肢を増やすことができます。今回のフェスタへの参加を通して、行政・企業・地域・医療機関が連携しながら、安心できる医療をつくっていく重要性を改めて感じました。香川大学医学部は、今後も遺伝やゲノムに関する研究と啓発を推進し、県民の皆さまの健康を守り育てる取り組みを続けてまいります。これからも、香川大学医学部へのご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。
PS
去年に引き続いて今年もやります、ホームカミングデー!
以下のリンクをぜひ、覗いてください!
皆様とお目にかかれますことを心より楽しみにしております!!
https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~homecoming2025/


P.S.
新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ
令和7年3月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。
是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします!https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html
