生まれ変わる香大医とともに:医学部長ブログ

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医師キャリアを考える会 ― 私の歩む道 Part17

先週金曜日の夕方、香大医・臨床講義棟2階で「医学生と医師の卒後キャリア形成に関する情報交換会 ― これが私の歩む道 Part17」が開かれました。今回もたくさんの医学科の学生が参加してくれて、最初に香川県医師会の久米川啓会長と私からご挨拶をし、和やかな雰囲気の中でスタートしました。

写真:学生さんがぱらぱらと集まっているところですが、結構たくさん集まってくれました。一番前の左に香川県医師会の久米川会長が座ってくださっております。

 

今回のテーマは「医師の生活と仕事」。放射線診断科の大和徳幸先生、心臓血管外科の池田千晶先生、そして救命救急センターの河北賢哉先生が登壇してくださいました。診療現場でのやりがいや大変さ、仕事と家庭の両立の工夫、若い頃にどんな決断をしてきたかなど、それぞれの経験が語られました。Q&Aタイムでは、学生から「家庭と両立するために工夫していることは?」、「救急の現場はどんな一日ですか?」、「進路をまだ決められない時はどうすれば?」など、率直で現実的な質問が次々と出ました。講師の先生方は一つひとつに丁寧に答えてくださり、自分の悩んだ時期や乗り越えた工夫を隠さず話してくださったので、学生たちは大きくうなずきながら聞き入っていました。終了後も会場に残り、もっと話を聞きたいと相談する学生が多く、先輩と後輩の距離がぐっと縮まった温かい時間になりました。最後には、香川県医師会の海部久美子先生と香川大学医学部附属病院の門脇則光病院長から力強いメッセージが送られ、会は締めくくられました。ご協力いただいた香川県医師会、香川大学医師会、附属病院、そして医学部事務担当の皆さまに心より感謝いたします。

写真:香川県医師会常任理事の海部久美子先生、昔一緒に実験をして、香川大学医学部で学位を取られました。

写真:門脇病院長からもご挨拶をいただきました。

 

キャリアは一度の選択で決まるものではなく、日々の学びや経験の積み重ねで変化していくものです。今回の会を通して「医師の道は一つではなく、自分に合ったスタイルを見つけていいんだ」という気づきが学生の皆さんに広がったのではないかと思います。香川大学医学部は、これからも学生の皆さんと一緒に歩んでいける場を育てていきたいと思いますので、引き続き応援をお願い申し上げます。

写真:サンポートの四川飯店担々麺をいただきました(本文とは関係ありません)

 

P.S.

新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ

令和7年3月より、香川大学医学部が位置する三木町へのふるさと納税制度を活用して、香川大学医学部・医学部附属病院をご支援いただくことができるようになりました。

未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。

是非とも以下のリンクかQRコードをから、どうぞよろしくお願いいたします!https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html