生まれ変わる香大医とともに:医学部長ブログ

このブログに関するお問い合わせはこちらのメールアドレスにご連絡ください nishiyama.akira.hatenablog@gmail.com

医学部長二期目のご挨拶、そして、ホームカミング・デーとふるさと納税のお願い

本日(2025年10月1日)、私は香川大学医学部長として二期目の任を拝命いたしました。まずは、この二年間、香川大学医学部を支えてくださった学生・教職員・同窓生・地域の皆さま、そして全国から応援してくださるサポーターの皆さまに、心からの御礼を申し上げます。就任以来、「香川大学医学部のためになることは、全てやり抜く」という決意で走り続けてまいりました。先日、共に汗をかいたメンバーとこの二年間を振り返りましたが、山ほどあった「やりたいこと」は全てやり尽くしたものの、実際に「実現までたどり着いたこと」は、その一部に過ぎなかったという率直な反省を共有しました。既存概念や制度の壁、学内外の調整、予算の制約、現場の負担など、前に進もうとするほど見えてくる壁は少なくありませんでした。それでも、うまくいかなかったことは失敗ではなく、挑戦の一つひとつは次へとつながる下地になったように思っております。これからも、前例や慣習にただそのまま従うのではなく、世界の流れと現場の声を起点に、必要な説明責任を果たしながら、小さくても確実な前進を積み重ねていく所存です。本日からご就任いただく新しい執行部メンバーは、大きく若返りました。これまでの活動を次世代に継承できるよう、全力を尽くしてまいる所存です。
 

写真:附属病院で患者様をお出迎えする啓発活動のワンショット、前の三人は左から私(医学部長)、杉元病院長(本日より)、門脇・前病院長です

一方で、この二年間で手応えを得た取り組みの一つが、広報活動の強化です。ブログや写真、短い動画などを通じて、学生の様子、研究の成果、病院や地域での活動をリアルタイムで発信してきました。運営にあたっては、学内の事務負担を増やさないよう、私と秘書のみで企画・取材・執筆・校正までを全て担ってまいりましたが、大変ありがたいことに、学内外の多くの方から「いつも見ていますよ」「〇〇の取り組み、すばらしいですね」と声をかけていただく機会がかなり増えました。私たちの小さな努力が、受験生や保護者、地域の患者さん、国内外の研究者に届き、香川大学医学部の姿を正しく知っていただくきっかけになっているのなら、それが何よりの励みです。今後も「宣伝マン」を自任し、現場の頑張りを可視化し続けます。学生の挑戦、若手研究者のひらめき、新しい執行部のメンバーと共に進める医学部の地道な改善、地域と結ぶ温かな連携――そうした日々の積み重ねを、皆さまにわかりやすく、そして楽しくお届けしてまいります。
 

写真:ChatGPTさんに作ってもらいました

一方で、ブログ発信の頻度ですが、平日は毎日更新すると決め、2023年11月からずっと秘書と二人三脚で続けてまいりました。しかし、働き方改革が求められる一方で、私自身の執務や教育・研究にもより多くの時間を割く必要が出てきてまいりました。そこで、今後は「平日の隔日更新」(目安として月・水・金、あるいは火・木など)へと切り替えさせていただきたく存じます。誠に心苦しいのですが、これまで以上に読む方の背中をそっと押す記事、キャンパスの空気が伝わる記事、受験生や地域の皆さまに役立つ記事を、丁寧にお届けしたいと考えておりますので、これからも厳しく、温かく、私たちを見守っていただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます!

 

写真:昨晩、秋光理事、小川農学部長、田淵農学部教授らとバイオインフォマティクス解析センター国際シンポジウムの懇親会に出席しました


PS. 
香川大学医学部では、今年も「ホームカミング・デー」を開催することになりました。
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2025/07/11/101023

昨年、初めて行ったこのイベントは、多くの卒業生や在校生関係者の方々にご参加いただき、大好評をいただきました。
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2024/10/15/095537
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2024/10/16/122013

第2回目となる今年のホームカミング・デーは2025年10月12日(日)に開催します。この日は3連休の中日にあたり、ちょうど学園祭の2日目にあたります。翌日の月曜日は祝日なので、遠方からの方にもゆったりご参加いただけるスケジュールになっております。会場は香大医の新しくなった講義実習棟201号講義室で、午後2時から4時までを予定しております。大きな特徴としては、当日のプログラムを現役学生が考えてくれており、学生と一緒に楽しめる内容になっているとのことです。また、夜は医学科卒業生の皆様を対象に、高松市内で同窓会・讃樹會と合同の懇親会(会費制)も予定しており、世代を超えた交流の場として、昔話に花を咲かせながら楽しいひとときを過ごしていただければと思っています。このような機会を通じ、香川大学医学部で過ごした日々を感じていただければと願っておりますので、どうぞお気軽にご参加ください!

詳細はこちらのQRコードからお願い申し上げます!

次に、2025年3月末より香大医が位置する三木町とコラボして進めております「ふるさと納税制度を利用した香川大学医学部支援制度」について紹介させていただきます。
https://nishiyama-akira.hatenablog.jp/entry/2025/04/01/114547


 

•    返礼品はありませんが、ご寄付いただいた金額の70%が香川大学医学部への支援金となる制度で、財政が逼迫している香川大学医学部にとっては大きな救いとなります!
•    皆様が通常ふるさと納税で返礼品を受け取る際に使用している様々なウェブサイトのうち、「①ふるさとチョイス」「②楽天ふるさと納税」「③ふるなび」「④Amazonふるさと納税」「⑤さとふる」からの申し込みが可能です(詳細はチラシのQRコードからお入りください)
•    ただし、三木町在住の方は「②楽天ふるさと納税」「③ふるなび」からのみ、ご寄付いただくことが可能です(「①ふるさとチョイス」「④Amazonふるさと納税」「⑤さとふる」からの申し込みはできません)
•    特定の目的に使用することをご希望される場合には、「①ふるさとチョイス」「②楽天ふるさと納税」「③ふるなび」のいずれかをご利用いただき、ご意見記入欄に具体的な記載をしていただければ幸いです。
【例】
・医学部長・病院長の活動に対する寄附
・〇〇先生の活動に対する寄付
・〇〇診療科、〇〇講座、〇〇センターの活動への寄附
・〇〇学科(医学科、看護学科、臨床心理学科)の実習に対する寄附
・〇〇学科(医学科、看護学科、臨床心理学科)の国際交流事業に対する寄附
・〇〇疾患に対する活動への寄附
などの記載を!

卒業生の皆さや私の友人らからもご寄付をいただいており、本当に心温まる思いです。そういった応援してくださっておられるご厚意に励まされ、「皆様のご期待に沿わねば!」と、明日に向かって歩んでいく勇気をいただいております。この場をお借りしまして、応援してくださる皆様に心より感謝申し上げる次第です。
香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです。