1月31日、高松クレメントホテルで「香川県医師会新春賀詞交歓会」が開催され、私も出席いたしました。私は香川県医師会の理事を拝命しておりますが、この会は毎年1月に、大学や郡市医師会の先生方が一同に集まり、新年のご挨拶を交わしながら、地域の医療について率直に語り合える大切な場です。「賀詞交歓会(がしこうかんかい)」という言葉は少し硬く聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば「新年の挨拶をしながら、多くの人と交流する集まり」です。会場では、池田香川県知事、大西高松市長をはじめ、議員の先生方とも直接お話しする機会をいただきました。

写真:池田県知事からのご挨拶です。前日は高松駅でばったり。
普段は公務や診療で忙しく、ゆっくり意見交換ができないことも多いのですが、この日は、地域医療の現状や今後の課題、災害時の医療体制、医師不足への向き合い方など、さまざまな話題が自然と交わされます。新年の華やかな雰囲気の中にも、「香川の医療を守り、育てる」という共通の思いがしっかりと流れており、私は毎年この時間をとても楽しみにしております。そして同時に、医療は一つの組織だけで支えられるものではなく、行政、医師会、大学、病院、そして地域の皆さまが同じ方向を見て力を合わせることが何より大切だと、改めて感じました。

写真:私は香川県医師会の理事を拝命しておりますので、新年のご挨拶の意味も込めて壇上から
次に、2月18日に大学で「香川県と修学生の意見交換会」を開催いたしました。この意見交換会では、香川県から制度の説明があり、学生さんからの疑問や不安、将来の進路についての質問を受け、丁寧にお答えいただきました。

写真:私の方からも地域枠の医学科学生に大きな期待を伝え、激励しました!
私からも、学生さんに対して大きな期待と激励の言葉をお伝えしました。私は日頃から、医学科の地域枠の学生さんとできるだけ近い距離で関わり、学びや進路の悩みを共有しながら、成長を応援したいと考えております。地域医療は「誰かがやってくれる」では続きません。皆さんが将来、地域の現場で患者さんに向き合い、悩み、工夫し、支えていくことで、初めて守られます。だからこそ私は、皆さんを「医師の卵」として見るだけでなく、「これからの地域医療を共に支えていく仲間」として、心から熱いエールを送りました。いつも友人同士で将来像を語り合っている学生さんの姿は、本当に素晴らしいです。

写真:年明け早々に、市来教授のかがわ総合診療医センターの開設の報告を池田知事へ(本文とは関係ありません)
今回の二つの会に共通して感じたのは、「人と人が直接会い、言葉を交わすこと」の力です。医師会の賀詞交歓会では、行政や医療関係者が顔を合わせ、香川の医療の未来を語り合う土台が確かめられました。修学生の意見交換会では、これから地域医療を担う若い世代が、自分の言葉で疑問を投げかけ、理解を深め、覚悟を形にしていく場になりました。医療は制度や設備だけでは動きません。最後に支えるのは、現場で働く「人」であり、その人を育て、守り、つなぐ「信頼」です。香川大学医学部は、地域とともに歩む大学として、学生さんが誇りを持って学び、安心して挑戦できる環境を整え、卒業後も香川県の医療を支え続けられるよう全力で取り組んでまいります。地域医療の未来は、今日の対話の積み重ねから生まれます。皆さまのご理解とご支援を賜りながら、香川の医療を「次の世代へ、より良い形で」引き継いでいくことを、医学部長としてここにお約束いたします。

写真:こちらは九州大学内科の吾郷教授の教室の方と食事した際のワンショット、10年ほど前に高血圧の研究などでご一緒させていただいていたご縁で、講演に呼んでいただきました。中野准教授には腎臓学会の運営でものすごくお世話になっております。
P.S.「香川大学医学部50周年特定基金」と新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです(ぜひ、以下のリンクかQRコードよりご参照くださいませ)。

https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html

https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~furusato/