今日は、香川大学医学部の学生さんたちが、医療人への道をまた一歩進む2つの行事をご紹介したいと思います。まずは、医学科5年生の臨床実習IIの開始を前にした学生さん達に対し、今年も香大医オリジナルのスクラブをお渡ししましたので、それを紹介します。

写真:当日のスクラブ授与式の様子
この取り組みは昨年度から始めたものですが、発案してくださったのは整形外科の石川教授です。「臨床実習に進む学生さんたちに、香川大学医学部の一員として誇りを持って患者さんと向き合ってほしい」。そんな思いから始まり、デザインも素材も、石川教授をはじめ整形外科メンバーの皆さんが一から考えてくださいました。文字にはロックな雰囲気があり、後ろにも便利なポケットが付いているなど、細部までこだわりが詰まった、とても格好の良いスクラブです。素材にも妥協がなく、実は私が普段着ているスクラブより、3倍以上も高価な高級品だそうです(笑)。そして今年からは香川県医師会長の久米川啓先生のご尽力により、香川県より、この取り組みをご支援いただけることとなりましたので、式典を開催して学生さんたちにスクラブをお渡しすることにしました。「大学だけではなく、香川県、香川県医師会、そして地域の皆様が一つになって、香川の未来の医療を担う若者を育ててくださっている」ことを実感し、本当にありがたく、そして大変心強く思いました。

写真:最初に挨拶させていただきました。この学年も色々と思い入れのある学年です。香川県医師会の久米川会長、香川県の麻生課長、横平副医学部長にもご挨拶いただきました。
医師になるために必要なのは、医学の知識や技術だけではありません。患者さんのお話に丁寧に耳を傾け、その不安や苦しみを想像し、看護師さん、薬剤師さんをはじめとする多くの医療スタッフと共に、患者さんにとって何がベストなのかを考えながら治療にあたる。私は、学生さんたちに、こうしたことを臨床実習の中で学んでほしいと思っています。今回お渡ししたスクラブも、単なる実習着ではありません。それに袖を通して患者さんの前に立てば、皆さんは「医療に携わる人」として見られます。同時に、香川大学医学部附属病院の一員としての誇りと責任も背負うことになります。だからこそ、知識や技術を身につけるだけでなく、謙虚さと思いやりを忘れず、一つひとつの出会いを大切にしてください。何年か後、一人前の医師になった皆さんがこのスクラブを手に取り、「学生時代、この服を着て患者さんの前に立ったよな」とその頃の気持ちを思い出してくれたら、こんなにうれしいことはありません。今回のスクラブを発案し、細部まで心を込めて形にしてくださった石川教授と整形外科の皆様、そして香川県、香川県医師会をはじめ、学生教育を支えてくださるすべての皆様に、改めて心より感謝申し上げます。

写真:病院長から学年代表の学生さんへの手渡し
そしてもう一つは、看護学科3年生の臨地実習開始式です。「臨地実習」とは、大学の教室を離れ、実際の病院や地域の医療・福祉の現場で、患者さんや利用者さんと接しながら看護を学ぶ実習です。私から学生さんたちにご挨拶を申し上げ、これからの実習で使っていただくペンライトなどをお渡ししました。学生さんたちの顔を見ていると、これから始まる実習への期待とともに、少し緊張している様子も伝わってきました。「自分にきちんとできるだろうか」と心配になるのも、目の前の患者さんを大切にしたいと思っているからこそでしょう。看護は、患者さんのすぐそばで、その人の痛みや不安に寄り添い、時には小さな変化に誰よりも早く気づくことが求められます。実習では、思うようにできなかったり、悩んだりすることもきっとあるでしょう。それもすべて大切な学びです。分からないことは友人や先輩や先生に尋ね、うまくいかなかったことから学び、そして何より、患者さん一人ひとりとの出会いを大切にしてください。教科書だけでは学ぶことのできない大切なことを、きっとたくさん教えていただけると思います。そして、実習が終わる頃には、きっとびっくりするほど「人間力」がアップしていると思います。

写真:こちらも最初にご挨拶申し上げました。

写真:松本看護学科長から優しいお言葉も
学生の皆さん、新しい実習のスタート、本当におめでとうございます。これから、たくさん学び、たくさん悩み、そしてたくさんの人と出会ってください。その一つひとつの経験が、きっと皆さんを大きく成長させてくれると思いますが、そうした若い皆さんの姿を、こうして間近で見守ることができるのは、本当にうれしいことです。同時に、学生一人ひとりを大切に育て、安心して学び、挑戦し、成長できる環境をつくることは、私たち香川大学医学部の大切な使命であると考えております。医療人を育てることは、大学だけでできるものではありません。日々学生を温かくご指導くださる附属病院の教職員の皆様、そして実習を受け入れ、地域医療の現場で貴重な学びの機会を与えてくださる医療機関の皆様、そして学生を受け入れてくださる患者の皆様に対し、心より感謝申し上げます。香川大学医学部は、必要な知識や技術を学ぶだけでなく、患者さんに寄り添い、人を思いやる心を育み、地域を支え、未来の医療をつくる人を育てる場所であり続けたいと思っておりますので、引き続き皆様のご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

写真:くーちゃんも参加予定の丸亀筋肉イベントです(本文とは全く関係ありませんが、楽しいイベントになりそうですので、ぜひ!)
それでは、みなさん、良い週末を!
P.S.
「香川大学医学部50周年特定基金」と新しい「ふるさと納税」制度のお知らせ
未来の医療を担う香川大学医学部の学生や大学院学生、医学部附属病院の研修医及びその指導を行う関係者らのために、本制度によるご寄附にご賛同を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。香川大学医学部は、「地域に根ざし、世界に羽ばたく医療人を育てる」ことを大切にしています。そのためにも、皆さまの温かい応援がとても力になります。「未来の医療を支える学生や医療人のために、一緒に応援しよう!」そんな気持ちでご協力いただけると大変嬉しいです(ぜひ、以下のリンクかQRコードよりご参照くださいませ)。
https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~redevelop/index.html

https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~furusato/




































