皆さんも「あ〜、ここに帰ってきたァ〜!」って思えるところありますよね。私もいくつかありますので時々紹介したいと思います。まず、今日紹介するのは私が大学生時代に最も長い時間を過ごした津田の海です。
私は香川医科大学に入学した際、高校時代に読んだ宮本輝の「青が散る」という小説に憧れて硬式テニス部に入ろうと決めていましたが、高校の先輩の勧誘でウインドサーフィン部に入部することとなりました。ウインドサーフィンというものが何かを知らなかったくらいなのですが、すぐに虜になってしまい、暇があれば津田の海にいるようになりました。1年生の夏休みに帰省すると、あまりに日焼けしていて母親が非常にビックリしていたのを覚えております(中学・高校は柔道部でしたので、白かったんです)。
今でも学生時代の津田の海でのいろいろな思い出がよみがえってきます。みんなと一緒に練習したり流されたり、津田でのレースに参加したことはもちろんですが、海が荒れていた時にスナメリクジラと遭遇したり、台風の時に出艇して漁師の方に叱られたり、風がなくて海の上で帆を下ろして寝ていると遠くまで流されていたり、絶対出席しなければならない講義に遅れそうになってウエットスーツのまま授業に出たり(当然、叱られました)、寒い正月に初日の出セーリングしたりなどなど。
今はなかなか行く時間がありませんが、早く「週末は津田で海」という生活を送りたいなあとぼんやり考えています。ウインドサーフィン部の部員たちにも素晴らしい津田の海の思い出を重ねてもらい、卒業してから「あ〜、ここに帰ってきたァ〜!」って感じてもらいたいです。