香大医・学生ボランティアサークル「ちいらぼ」の紹介

香大医に「瀬戸内地域医療LAB(通称:ちいらぼ)」という学生サークルがあります。ボランティア活動を地元三木町中心に展開することを目的とし、星川先生が顧問を務められております。私はこのサークルが立ち上がった頃に香川県からの外部資金獲得の相談を受け、大学本部との調整をした記憶があります。そのちいらぼが、香大医・附属病院内の小児患者を中心にホスピタルアート・プロジェクトを展開していることを報道などで伺っておりましたので、医学部長室にお招きしてランチをいただきながら最近のアップデートなどを伺うことにしました。

ちいらぼによるホスピタルアート作品は来週まで香川大学博物館に展示されておりますが、その後の展示場所などはまだ未定とのことでしたので、新しい講義等の入り口に展示することを提案しました。早速、学生さんたちが工事中の講義棟に行って寸法を計ってくれ、「ちょうどいい」とのことでしたので、横川事務部長にお願いして、展示できるように講義等入口の天井にレールをつけていただけることになりました(横川部長、年度末にも関わらず、ご用立ていただき、誠にありがとうございました!)。

作品が痛んでもいけませんので、3月29日の講義棟竣工式から4月3日の入学式まで、新しくなったガラス張りのラウンジの向かいの壁一面に飾られることとしました。ちなみにちいらぼのホスピタルアートに対して三木町のテルミ・エンタープライズ社からサポートをいただいておりますが、私は社長の鎌田さんをたまたま存じ上げておりましたので、世の中の狭さを改めて感じました。

 

ちいらぼは、ホスピタルアート以外にも様々なボランティア活動を進めてくれようとしています。「色々アイデアが出てくるんですけど、活動を広げすぎると薄くなってしまうので悩んでいます。部員もプロジェクトもだんだん増えてくる時にマネージメントはどうしたらいいでしょうか?ちなみに医学部長は、膨大な仕事や職員の方をどうやってコントロールされておらるんですか?」といった質問を受けました。私が使用している電子ツールなどをいくつか紹介しましたが、「そういったことを悩みながら解決策を模索して、みんな人間力をつけていくんだよ」と伝えました。

以上、彼らの今後が楽しみでしかありません。学祭の際に卒業生の皆様をお迎えするイベント「ホームカミング・デイ(10月13日予定)」を企画しておりますが、そこで彼らの活動を紹介していただけることを約束していただきましたので、皆様、是非、お越しくださいませ!(ホームカミング・デイの詳細は、また後ほど)